【絵本レビュー】ショーン・タン『夏のルール』|子どもも大人も魅了する不思議な物語絵と一文で感じる『夏のルール(ショーン・タン)』

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はじめに

子どもを眼科に連れていったとき、待合室で偶然出会ったのがショーン・タンの絵本でした。本人がとても気に入り、そのまま購入。わが家では初めてのショーン・タン作品でしたが、大人も楽しめる不思議な絵と物語の魅力にすぐに引き込まれました。

ショーン・タンの絵本の特徴

「大人の絵本」と紹介されることもあるショーン・タンの作品ですが、『夏のルール』は大きな見開きに一文だけというシンプルな構成で、文字を読むのが難しい子でも絵から物語を感じ取れるのが特徴です。わが家の子どもも家に持ち帰ってから何度もページを開いていました。

ストーリーのテーマと世界観

この作品は「兄弟のひと夏の経験」を題材にしているようです。一文一文に寄り添うように描かれた絵は、美しくもあり、どこか不気味さも漂います。
「子どもがさまざまな経験を通じて成長していくこと」「そのそばで見守る存在がいること」──そんなメッセージを感じました。

子どもの反応と親の視点

わが家の子は、感想を言葉で表現することが苦手で、うまく説明できないと感情が爆発してしまうので、あまり詳しくは聞けませんでした。ただ、何度もページをめくる様子から、ポジティブな感情を抱いているのだろうと感じています。
個人的には「子どもにこそ読んでほしい絵本」だと思いました。

親子で絵本を楽しむメリット

・絵から自由に物語を想像できる

・子どもが言葉にできない気持ちを感じ取れる

・親も新しい視点で物語を楽しめる

ショーン・タンの作品は、単なる「読む絵本」ではなく、親子で一緒に想像力を膨らませるきっかけになるのが魅力です。

もっとショーン・タンを知りたい方へ

ショーン・タンの作品や活動について詳しく知りたい方は、日本公式サイトをご覧ください。

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